ごあいさつ
当施設では入所されました利用者様の生活を自分のペースで、自分らしく過ごして頂くためにユニットケア=個別ケアに取り組んでいます。
個別ケアとは利用者の意思を尊重した生活援助であり個人の1日、24時間において同じ本人様の生活に合わせ「尊厳のある生活」=「自分らしく生きる」。また、2人として同じ生活なんてないと思います。自分の思いのままの自由な生活を保障できるよう日々、努力しています。ユニットの利用者様、いつものスタッフと一つの家族が存在し楽しそうな笑い声がよく聞かれ微笑ましくも感じます。
理念に基づき、本人様主体の生活を援助していきたいと頑張っています。
ユニットケアでは特に決まった行事などはありません。一人ひとりの希望や生活に合わせ個人的なケアプランに沿って、食事や買い物外出などの援助をしています。
また、ユニットでの誕生会や施設食事を中止にしてカレーやお好み焼きなど、利用者様や家族様と一緒に季節料理を作ったり出前をとり食べたりとそれぞれのユニットで自由に楽しみながら生活されています。
ユニットケア
私たちは、理念の実績のためにいくつかの方法を考えました。その一番目が「ユニット・ケア」です。
今まで施設全体が生活単位だったものを、8人から11人の単位で生活できる空間を設定し、職員を配置しました。
これにより、大食堂での食事やレクリエーションはなくなり、利用者の方々一人ひとりの個性や趣味・体内時計を生かした生活をしていただけるようになりました。
一人ひとりの生活リズムを大切にしたかったのです。
プライバシーの保護
生きる喜びも、楽しい人付き合いも、プライバシーの保障なくしてはありえません。
プライバシーを露にした人付き合いは意外に少ないものです。それは京都大学学生の研究(6人部屋の利用者の方が、お隣のベッドの方と挨拶はしないが、お隣の部屋の方とは挨拶をする。というレポート)で明らかです。
風の家では、プライバシーを保障するため、全居室を個室とし、全居室にトイレを設けています。
一人ひとりの楽しみ
誰でも楽しくないことはしたくないはず。楽しいからこそ続けられることはたくさんあります。
一人ひとりの楽しみを風の家で探してみてください。風の家では、基本的な生活を送っていただくユニット以外に、風の家倶楽部・喫茶コーナー・お風呂などを用意しております。
特にお風呂は豊富に、各階に家庭浴槽を2箇所用意して、お一人ずつゆっくりと、入浴できるようになっています。
生活の中のリハビリテーション
リハビリテーションというと平行棒の中の歩行訓練や機械を使った物理療法を想像される方が多いと思います。しかし、目的のない運動や行動ほど苦痛なことはありません。
平行棒の中の歩行はせいぜい5mぐらいなものです。それよりも、何かを「する」という目的で歩いている距離の方が圧倒的に長いものです。
真のリハビリテーションとは、そういう「機会を」作ることにあります。
風の家ではその「機会」を作るために、利用者の方ができることは、ご自身でやっていただきます。
また、できうる限り施設内外での「役割」をもっていただき、目標をもって生きる場の提供を心がけます。
風の家のリハビリテーションは生活リハビリテーションと作業療法の考え方にのっとって行われます。
機会・役割・仕事・趣味・コミュニケーションがキーワードです。
「ない」ことの重要性
風の家では、一切の行動制限をしない考えで臨んでおります。「お年寄りだからこうする」とか「介護上必要だからこうする」ということより、まず、一個の人間が、意思と尊厳をもって生きる環境として、好ましいかどうかを考えて運営します。
だから、ルールや既成概念はほとんど「ない」のです。
利用者様、一人一人の生活に沿っての個別ケアを行っている為、決まったスケジュールのようなものは存在しません。
二人として同じ生活等ないと思われます。また、毎日が同じ時間、生活内容など楽しくもなく刺激もなくどんな気持ちでしょうか?風の家では個人の24時間の生活を情報収集し、本人様主体の生活に合わせスタッフも共に生活しています。
特に決まった行事などはありません。一人一人の希望や生活に合わせ個人的なケアプランに沿って食事や買い物外出など援助しています。
また、施設の食事は中止しユニットでの誕生会やカレー、お好み焼きなど一緒に作りみんなでにぎやかな雰囲気であり利用者様や家族様も一緒に季節料理を作ったり出前をとって食べたり。計画段階からユニットみなさんで話し合い楽しまれています。
定員 | 140名 |
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協力病院 | 医療法人医和基会 戸畑総合病院 |
職種 | 員数 | 勤務体制 |
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施設長 | 1 | 勤務時間 9:00~18:00 |
介護職員 | 50 | 昼間は入所者9名当たり、職員1~2名 夜間は入所者18名当たり、職員1名 |
看護職員 | 3 | 9:00~19:00の間、交代で勤務 |
生活相談員 | 2 | 勤務時間 9:00~18:00 |
機能訓練指導員 | 2 | 勤務時間 16:00~17:00 |
管理栄養士 | 1 | 勤務時間 9:00~18:00 |
介護支援専門員 | 2 | 勤務時間 9:00~18:00 |
医師 | 1 | 毎週水曜日 午後 医師名:阿部 幸生 |
(併設の短期入所生活介護施設の職員数も合わせた数です)
生活
お一人お一人のこれまでの人生における生活を大切にし今後の人生もご自分があらゆる生活の場面において本人様の意思、希望に沿った生活を提供します。好きなように援助していく。リハビリといった訓練など特にはなく、生活リハビリにて機能維持を図ります。食事の場所とリビングを分けてソファーなど置き家庭と同じような空間の中、利用者様同士や職員とのコミュニケーションの場ともなりお互いの声が飛び交っています。
居室
全個室であり居室内トイレ、洗面所、ベットと完備し部屋の中のあつらえは自由です。長年慣れ親しんだタンスや置物を自由に持ち込んでいただき入所前の生活に少しでも近づけられるよう配慮しています。他にはテレビ、冷蔵庫、携帯、仏壇なども何でもOKです。また、家族様が来られた際など気がねなく楽しい時間を過ごして下さい。風の家ではプライバシーを保障する為、全90室を個室とし全室にトイレを設置しています。
排泄
排泄は人として当たり前の行為の一つです。すべての利用者様がプライバシーとプライドを保てる排泄が行えるよう援助します。各居室にトイレを設置しすぐに、気兼ねなくトイレにいける環境を作ります。お一人お一人の排泄パターンに合わせた排泄援助。また、その方に合ったアイテムを使用し心地よい排泄を目指します。
入浴
入浴は清潔を保つ手段であるとともに楽しみの一つでもあります。入浴を楽しめ、リラックス出来るようお手伝いします。お一人お一人の希望とその時の状態に合わせ一人用浴室、リクライニングチェアのまま入浴できる湯船、機械浴を選択頂けます。大浴場、リクライニングチェア入浴に関しての援助はユニットの担当スタッフが一貫して行います。
食事
お食事はユニット毎の食堂で食べていただいたり、居室にて食べていただいたりと決まりはなく自由です。利用様と一緒に配膳したり片付けしたり食に関することも本人様の役割として個別で行います。配膳時間は決まってますがお一人お一人のペースに合わせて出来るだけ幅を持たせて対応します。施設食事中止しユニットで食事作りなど好きなものを皆で作って食べたりしています。
理美容サービス
定期的に理容師、美容師による理髪などをご利用いただけます。床屋さんによる理髪や顔そり。美容師さんによるパーマ、毛染めなど。